横浜バリアフリー研究所

テーマは《横浜・カフェ・車イス》車イスユーザーが実際に行って、感じたこと、みんなに優しいカフェ情報など

【山手】カフェ ルシェルシュは接客的バリアフリーでプリンが美味しいおすすめカフェ

f:id:hama_tra:20190720005142j:plain

車イスユーザーは、美味しいケーキを楽しむことに対してのハードルは高いと感じています。「Cafe Recherche(カフェ ルシェルシュ)」のように、美味しいケーキをイートインできるお店がなかなかないからです。

 

JR石川町駅近くに「Patisserie LES BIEN-AIMES(パティスリー・レ・ビアン・エメ)」という、美味しいケーキをイートインできる洋菓子店がありますが、駅からお店までが急坂で、出入口までに高い段差があるため、入店するのは難しいでしょう。

それならば「持ち帰ればいいじゃん」と思われるでしょうが……、ケーキの入った箱を膝の上に置いて、もしくはバッグの中に入れて、ケーキを倒さずに自宅に持って帰るのは、なかなか至難の技です。

じゃあ、誰かに買ってきてもらえば……?」と考えるのが自然な流れですが、やっぱりショーケースに並んでいるケーキをみて、自分で選びたいじゃないですか!

f:id:hama_tra:20190720005226j:plain

で、そんな私が、横浜で唯一無二のカフェと思っているのが、山手エリアというか、麦田町にある「Cafe Recherche(カフェ ルシェルシュ)」です。

※追記:Cafe Recherche(カフェ ルシェルシュ)さんは、2019年9月22日の営業を最後に惜しまれつつ閉店されました。

※追記:2022年3月から「Plus.M」にて復活

www.barrierfree.yokohama

 

 

 

 

カフェとケーキ屋の「良いとこどり」

フィナンシェなどの焼菓子も販売しています

フィナンシェなどの焼菓子も販売しています

店名こそ「Cafe」ですが、そうでもない。かといって、「ケーキ屋」とも言い切れない。その「良いとこどり」と言うと、少し軽い印象になってしまいますが……。

何が言いたいかというと、「Cafe」とは言いたくないほど美味しいケーキ、焼菓子があるということです。

基本的には、イートインできるケーキメニューが3種類はあります。

 

ドラマに登場した「サバラン」は大人のスイーツ

一番有名なものは「サバラン」でしょう。2017年に放送された尾上松也さんが出演する『さぼリーマン甘太朗』というドラマに登場しました。放送から数ヵ月は行列が絶えなかったそうです。

今でも、土日は混雑しますが、平日であれば落ち着いて過ごせる日もあります。

www.tv-tokyo.co.jp

▼さぼリーマン甘太朗オフィシャルブログ「甘ブロ」

オーナーの探求心でたどりついた 持ち帰り不可な究極のサバラン | さぼリーマン甘太朗オフィシャルブログ「甘ブロ」Powered by Ameba

 

ブリオッシュ生地は、一晩シロップに浸しているのだとか。しっかりと水分を飛ばしてかために焼いてあるとのことで、シロップをたっぷり含んでいながらも、崩れることはありません。

中にはラムレーズン入りのカスタードが。周りの生クリームと一緒にいただきます。ラム酒が効いた、大人のスイーツです。

「状態を一定に保つのが難しくて……。生地の焼き加減を日によって変えるのですが」と、店主の宍戸さんは言います。

 

店名の通り探求し続ける「焼きプリン」

車イス生活になる前から何度か訪れていて、こちらでは何を食べてもおいしかったですが……、車イスで出掛けられるようになって、一番食べたかったのは「焼プリン」です。

初めて食べた時、宍戸さんが「プリンはまだ研究中です」と言われていたのが印象に残っています。

 

店名の「recherche(ルシェルシュ)」はフランス語で「探求する」という意味があるそうなので、まさにそうであると感じました。今が今日のベストではあっても、そこからまだ追求するという。

特にカラメルソースは、サラッとしていながら、深みのあるコクで、他になかなかないものだと思います。

 

横浜元町珈琲」の深煎り豆のブレンドコーヒーとよく合います。

こちらの焼きプリンはよく「固め」と言われていますが、そうであれば、中山の「喫茶Amber」は「極固」になりますね(笑)。宍戸さんとプリンの話になったので、ふと思い出しました。

 

2層だと思ったら3層だった!「クレームジャスマン」

探求心の塊のようなルシェルシュさんに、2019年5月、新作「クレームジャスマン」が登場しました!

ジャスミン茶の香りを移したクリーム!」とのこと。予約して、食べに行きました。

 

とろ~り、ジャリジャリ、トロトロ……。

 

見た目からイメージしたのは2層で、3層だと感じた時のワクワク感。すごく繊細な気がしますが、全部一緒にして食べてみたり。プリンもおいしいですが、こちらのほうが好きです。

「また食べたくなりそう」と思っていたら……、もうすでに、また食べたいと、食べに行こうと思っています。

f:id:hama_tra:20190720010250j:plain

2019年6月18日に5周年を迎えられたとのこと。常連のイラストレーター・まるやまひとみさんが贈られた、かわいいイラストが飾ってありました!

 

お目当てのケーキがある場合は、「Cafe Recherche」のホームページを検索して、【本日のSweets】から確認するか、お店に電話してみることをおすすめします。お取り置きもできるようです。

※追記:Cafe Recherche(カフェ ルシェルシュ)さんは、2019年9月22日の営業を最後に惜しまれつつ閉店されました。

 

■ Cafe Recherche(カフェルシェルシュ)
住所:横浜市中区麦田町2-45
営業時間:12:00~17:00
定休日:月曜・火曜
最寄駅:JR京浜東北線山手駅・石川町駅

 

バリアフリー度調査報告

<バリアフリー度(☆☆☆で評価)>
入口:(出入口にやや段差があるが手伝ってもらえれば入店可)
店内の広さ:★★(少し狭く感じますがフラットで他のお客様に迷惑をかけることなく過ごせる)
テーブルの高さ:★★★(テーブル席、カウンター席ともに問題ない高さ)
車イス用トイレ:なし
接客:★★★(気づいてくれて出入りを手伝ってもらえる)

 

・出入口のバリアフリー状況

自動ドアですが、出入口にやや段差があり、1人で入店するのは難しいため、「物理的バリアフリー」とは言えません。が、女性1人の手伝いがあればクリアできるので、ハードルとしては高くないです。


私が1人で行った時は、外から店内を覗いて、店主に気付いてもらい、手伝ってもらいます。

 

店内から外に向けての目配りがあるのも、「接客的バリアフリー」だと感じています。


店内は少し狭く感じますがフラットですし、他のお客様に迷惑をかけることなく過ごすことができます。

カウンターテーブルも低いタイプなので、問題ない高さです。

 

・トイレ情報

お店には車イス用のトイレはありません。9席(テーブル4席・カウンター5席)の個人店なので、当然といえば当然です。

 

なので、駅で済ませてから行くことになります。

 

JRですと、山手駅、石川町駅のどちらの駅からもアクセス可能です。いずれも多目的トイレがあり、比較的新しくてキレイなので、安心してお使いいただけます。

 

最寄駅からカフェ ルシェルシュへのアクセス方法については、別途記事で紹介しています。

www.barrierfree.yokohama

 

【関連記事】

 

www.barrierfree.yokohama

 

www.barrierfree.yokohama

www.barrierfree.yokohama

www.barrierfree.yokohama