みなとみらい線 元町・中華街駅の元町側駅舎上部にあるアメリカ山公園。山手エリアは傾斜が急なイメージがあるので、車イス生活になってから1人で行くことはないかな、と思っていました。
が、元町・
アメリカ山公園について
アメリカ山公園は、2009年8月、横浜開港150周年を機に、元町と山手を結ぶ全国初の立体都市公園として一部開園。2012年4月に全面開園となりました。
建物の1階はみなとみらい線 元町・中華街駅元町側駅舎はアメリカ山公園に直結しており、改札を出て右側のエレベーター・エスカレーターで上階へ上がることができます。
▲1階エレベーター横にある案内板には車イス用トイレのマークはありませんが……、設置されていますのでご安心を
多目的トイレがそれぞれのフロアに男女別に!
3階と4階には、保育所(アメリカ山徳育こども園)や学童保育・体験学習施設(アメリカ山ガーデンアカデミー)、結婚式場(小さな結婚式)、写真撮影スタジオ(ラヴィ・ファクトリー)といった施設があり、多目的トイレもそれぞれのフロアにあります。しかも、男女それぞれにひとつずつ!
3階・4階とも同じ配置。トイレ内の設備もほぼ同じです。オストメイト対応。
▲女性用多目的トイレ
▲男性用多目的トイレ
▲女性側にも男性側にも、おむつ交換のためのベビーベッドが完備
3階も4階も、エレベーターを降りたらすぐ左へ。スロープの先がトイレです。
エレベーターを出てまっすぐ進んでしまうと、その先には階段がありますので、車イスユーザーの方はご注意ください。
屋上庭園にはバリアフリーの園路あり
久しぶりに屋上庭園に上がってみました。台風15号が過ぎた後だったので、ところどころお手入れ中でした。アメリカ山公園内はバリアフリーの園路が設けられていて散策できます。
年間を通してイベントが行われていますが、冬季のイルミネーション点灯は毎年人気。2019年は11月22日(金)~2020年3月1日(日)の期間に点灯予定とのこと。(下記画像は前回の様子)
横浜山手産「はちみつ」について
アメリカ山公園を管理運営する事業者「アメリカ山公園パートナーズ」の代表企業・西武造園ではオリジナル環境教育プログラム「はち育®」に取り組んでいるのをご存知でしょうか。
▲屋上庭園内に設置されている飼育場所を見せていただきました。みつばちの行動半径は約2~3kmで、その範囲に咲いている花から蜜を集めるそうです。その地域の植生や花の種類、季節によってはちみつの味が変わるんですって!(画像提供:アメリカ山公園パートナーズ)
「はち育®」は、公園内でみつばちを飼育し、みつばちの特性を活かした環境教育プログラムを実施するとともに、採蜜したはちみつを使った商品開発等を通して、地域連携を促進したり、地域振興を図ったりするという取り組みです。
3階にある運営管理事務所では、月に3回(主に金曜日)、アメリカ山公園で飼育しているみつばちの純粋はちみつと、そのはちみつを使った飴、蜜ろう等を販売しています。
▲横浜山手産はちみつを使った、ハニーインハニーキャンディ(500円)
販売する日は建物内の掲示板やアメリカ山公園のホームページに書かれていますので、チェックしてみてください。このほか、山手西洋館でも一部商品が販売されているそうです。
■ アメリカ山公園
住所:横浜市中区元町1-11-3
開園時間:6:00~23:00
休園日:無休
最寄り駅:みなとみらい線 元町・中華街駅(5番、6番出口)
取材協力:アメリカ山公園