自宅で飲む紅茶は新山下の紅茶専門店「ラ・テイエール」で購入しています。
いつもはお店へ行っていますが、外出自粛中につき、ネットで注文。
これまでにいろいろな種類の紅茶を飲んできたので、記事の最後で「紅茶初心者におすすめの3種」を紹介します。
- インド ダージリン ファーストフラッシュ タルボ茶園
- ネパール・イラム セカンドフラッシュ ミストバレー茶園 SFTGFOP1 TIPPY
- インド・ダージリン オータムナル キャッスルトン茶園 FTGFOP1 CL TIPPY
- インド・プレミアムアッサムティー ルクワ茶園 SFTGFOP1(SPL)
- スリランカ ウバ バンダラ・エリヤ茶園
- 紅茶を淹れる道具について
- 一番片付けが便利なティーバッグ
- 初心者におすすめの紅茶3選
「ラ・テイエール」には、フレーバードティーも豊富にありますが、香りづけしたフレーバードティーよりも、茶葉そのものを味わうクラシックティーを好んで買っています。
今回ネットで注文したのは、以下の茶葉。
・インド ダージリン ファーストフラッシュ タルボ茶園
・インド シッキム セカンドフラッシュ テミ茶園
・インド ドアーズ
・スリランカ ルフナ
これまで飲んだ30種類ほどのクラシックティーの中から印象に残っている茶葉や、私が使っている道具を挙げてみます。
インド ダージリン ファーストフラッシュ タルボ茶園
ダージリンのファーストフラッシュ……、今まで買った紅茶の中で、価格が一番高かったです。
「ダージリン」って、コーヒーでいう「ブルーマウンテン」か「パナマ・ゲイシャ」みたいなもので、その言葉にブランド力があって、需要があって、価格に反映されているのかなと。
ファーストフラッシュは、特に3月~4月ころの芽吹いたばかりの新芽を摘んだ一番摘みのお茶のことです。
青々しい感じが強いので、ファーストフラッシュを飲んだことのない方は、「ダージリン」という言葉から想像する味とは違うかもしれません。また、水色(すいしょく=紅茶の色)も淡い黄金色なので、「紅茶」というイメージからもかけ離れたものであるような。
ダージリンファーストフラッシュについてもっと知りたい方は、ラ・テイエールさんの記事をご覧ください。
横浜元町紅茶専門店ラ・テイエール / ダージリンファーストフラッシュ入荷
ネパール・イラム セカンドフラッシュ ミストバレー茶園 SFTGFOP1 TIPPY
「もしかすると……、ダージリンよりもダージリンらしいと感じるかもしれないネパールなので飲んでみてほしいです」と、小濱店長におすすめされたら、買ってしまいますので。
茶葉がとにかく大きくて。ダージリンとは見た目がぜんぜん違います。
水色は、赤より黄色っぽく、薄くて。見た目が薄いから、味と香りも薄いと思ったらそうではなくて。
まるで香り付けしたかのように、味と香りのキャラクターがしっかりとしています。
「ダージリンよりもダージリンらしい」ということなので、これをダージリンとして覚えておこうかなと。「ネパール・イラム」ですけど。
美味しい紅茶は、水出しでも美味しいです。この茶葉は水出しのほうが好きでした。
「水出し」というだけで「こだわっている」ような感じがしますが……、抽出に時間をかけているだけというか、時間がかかっているだけというか。
茶葉:3g
南アルプスの天然水:300cc
抽出時間:8時間
常温で浸けておいた方が良いと思います。逆に、冷蔵庫に入れたままで作ったことはないですが。たまに撹拌して、しっかり浸かるようにすることくらいしか、工夫するポイントはないです。
インド・ダージリン オータムナル キャッスルトン茶園 FTGFOP1 CL TIPPY
茶葉は1年のうち、主に3回の収穫時期があります。ファーストフラッシュは春摘み(日本茶でいうと一番茶)、セカンドフラッシュは夏摘み(同、二番茶)、オータムナルは秋摘み(同、三番茶)です。
ダージリン・キャッスルトン茶園のファースト 、セカンドフラッシュは飲んだことがありましたが、この時、初めてオータムナルを飲みました。
飲んでみての感想は「やっぱりセカンドのほうが好き」。
セカンドは、ファーストの青々しい感じから熟成されて、まとまったような印象なので。ダージリンの味を表現する際によく使われる、マスカットのような香り(=マステカルフレーバー)もより感じられます。
で、それがさらに進んだような今回のオータムナルは、キャラクターが少し弱いように感じました。
ちなみに、茶園の後ろについているアルファベットですが、紅茶のグレードを表すものです。
S(Special)特別な
F(Fine)素晴らしい
T(Tippy)芯芽
G(Golden)金色の
F(Flowery)花の香りの
O(Orange)橙色
P(Pekoe)ウブ毛を持った
「CL」は品種改良を重ねた選抜種を表していて、純粋な中国種には「CH」がつくそうです。最後に「TIPPY」とついていたら新芽。最高級のものには「SPL」も追加されるようです。
たくさん付いていたほうがクオリティーが高いような。
インド・プレミアムアッサムティー ルクワ茶園 SFTGFOP1(SPL)
最高級「SPL」が付いていた茶葉で飲んだことがあるのは、こちら。アッサムのほとんどはCTC(=丸い粒状の茶葉)に加工され、ホールリーフの生産量は少ないので、この時はこれがお目当てでした。
ラ・テイエールのサイトによると、
アッサムティーとは、インド北東ブラマプトラ川沿岸一帯で生産される紅茶です。
雨量が多く、肥沃な大地から産み出される紅茶は、ミルクティーに向いたパンチの効いたコクと、濃い水色が特徴です。
ホールリーフの生産量は少ないですが、ストレートでこそ美味な極上品が届きます。
ルクワ茶園は南岸シブサガル地域に位置し、ゴールデンチップを豊かに含みつつ、味わいも伴った秀逸な紅茶を送り出しています。
モルティーフレーバーがアッサムティーの特徴です。 モルティーフレーバーとは、「焼きイモのようなほわっと甘い穀物系の香り」という意味だそう。
スリランカ ウバ バンダラ・エリヤ茶園
ロイヤルミルクティーを作るために買いました。ウバは茶葉が細かく、水色が濃いので、ミルクが合います。コーヒー豆でたとえるなら「深煎り豆」のイメージです。
「ロイヤルミルクティーを作ってみた」記事はこちらです。
紅茶を淹れる道具について
紅茶を淹れるためにどんな道具を使っているかというと……、まるでコーヒーを淹れるためのような道具を使っています。
削りたいもの、削ることができるもの。
残さないといけないもの、残こさなくてもいいもの。
色々と考えて、試した結果がこちらです。
大切なことは、準備と片付けが楽なこと。でも、おいしさも忘れずに。
茶葉 3g
湯量 200g
抽出時間 3分
ポットに茶葉とお湯を入れて、3分経過したらペーパーで濾します。出来上がりは185g前後です。茶葉とペーパーに湯を吸い取られますので。
一番片付けが便利なティーバッグ
これよりももっと片付けが簡単なのが、ティーバッグ。こちらは「ダージリン セカンドフラッシュ ブレンド(ムーンバレー)」です。
ティーバッグでも美味しかったので、普段の飲み物は紅茶のティーバッグで落ち着きそうな。淹れるのも、片付けるのも、これ以上ないほど手軽ですし。
コーヒーに置き換えると……、豆を挽いて、1杯ずつ丁寧にハンドドリップした1杯と、いわゆる「ドリップバッグ」やティーバッグ型抽出コーヒーである「ダンク式コーヒー」を比べた時に、その味と香りには大きな差があります。
今回のこの紅茶に関しては、それほど大きな差を感じなかったです。
ただ、茶葉が「2g」しか入ってないので、抽出量をいつもより減らしたほうがいいことと、商品ラインナップが少ないことが何よりネックです。
初心者におすすめの紅茶3選
というわけで、私が「初心者お試し3種のセット」(ただしクラシックティーに限る)を作るならば……、
・ダージリン(私はセカンドフラッシュが好きです)
・ルフナ
・ウバ
を挙げたいと思います。
コーヒーで例えるならば、ダージリン=浅煎り、ルフナ=中煎り、ウバ=深煎りというイメージになります。タイプの異なる3種類、ということ。
店内で、試飲したり、香りを確かめたりして、選んでもらいたいです。公式サイトや各SNSの情報発信も充実しているので、そちらを参考にしつつ、お店へ行くことをおすすめします。
お取り寄せならば、電話やメールでも対応してくれるので、普段はどんな紅茶を飲んでいるか、ミルクは入れるか、フレーバーのあり・なしの好みなどを伝えて、選んでもらうとよいと思います。
以下のようなページ、サービスもありますので利用してみては。
▼あなたにオススメ紅茶チャート
▼店内試飲について。プレミアムテイスティングプラン<1時間、1000円(税込)/1名>がおもしろいと思います。お茶請けを自家製スコーンにグレードアップ(+200円)することをおすすめします。
ただ、店舗は入口に段差があって、さほど広くないので、車イスで店内に入るのは難しいです。お店の前から、「車イスで来たのですが、外に来ていただけますか?」と電話を。⇒045-621-5730
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■ 横浜元町紅茶専門店 ラ・テイエール
住所:横浜市中区新山下1-2-1丸善ビル1階サイド店
営業時間:10:30~19:00
定休日:水曜不定休
電話:045-621-5730
最寄り駅:みなとみらい線 元町・中華街駅
▼ラ・テイエールの隣りには人気パン店「マリンベーカリー」があります