神奈川・相模原に本店を構える「ZEBRA Coffee&Croissant(ゼブラ コーヒーアンドクロワッサン)」がMARINE&WALK YOKOHAMA(マリンアンドウォークヨコハマ、以下、マリン&ウォーク)に2019年10月25日(金)にオープンしました。
「ZEBRA(ゼブラ)津久井本店」「ZEB(ゼブ)橋本店」に続く3店舗目となります。
自家焙煎コーヒーと各店で焼いている大きなクロワッサンが名物メニューのカフェです。
こちらは以前から知っていたお店であり、橋本店は横浜線で行きやすく、駅からも近いので行こうと下調べをしたところ……、住所が「B1」となっていたので、行くのをやめました。
エレベーターがなくてお店へ入れないと、そのまま何もすることなく帰ることになりそうでしたので。
そんなお店が、みなとみらいにオープンしたのですから、行くしかないなと。
サンドイッチもパニーニもクロワッサン!
ゼブラの場所は、海側の建物の2階。建物中央にあるエレベーターを利用します。
パンメニューは、名物の大きなクロワッサンとクロワッサンを使ったサンドイッチやパニーニ。ドリンクは、自家焙煎のコーヒーやカフェラテなどのエスプレッソドリンク、紅茶、スープなどがあります。
▲カフェラテ(Sサイズ、480円税込)……本店で焙煎しているコーヒー豆を使用。しっかりとエスプレッソを感じることのできるもので、おいしかったです。
写真を見るだけでもコーヒーの「濃さ」が伝わると思います。
▲プロシュート クロワッサン パニーニ(790円税込)……ショーケースに並んでいた一般的なクロワッサンが大きく見えて食べられそうになかったので、こちらを注文。
が、こちらも軽食を超えて、少しボリュームありました。クロワッサンを使ったパニーニになります。
とにかく広い!やたら広い店内
店内は広々としています。やたら広い、無駄に広い、と言ったほうがニュアンスが伝わるでしょうか……。
席数は多いです。とはいえ、海側のカウンター席のテーブルは高くて利用できず、大きなテーブルにあるのは長椅子で動かしにくいため、車イスユーザーが利用できる席は思ったほど多くはないです。
こちらのお店のことだけをシンプルに考えれば、利用しやすく過ごしやすいと思います。
後述しますが、お店にたどり着くまでがちょっと大変で……。
2020年2月17日追記:2月15日よりリニューアルして席数が増えたそうです。
■ ZEBRA Coffee&Croissant(ゼブラ コーヒーアンドクロワッサン)
住所:横浜市中区新港1-3-1 MARINE&WALK YOKOHAMA シーサイド2階
営業時間:9:00~20:00(L.O.19:30)
定休日:なし ※施設に準ずる
最寄り駅:みなとみらい線 馬車道駅
バリアフリー度調査報告
<バリアフリー度(☆☆☆で評価)>
入口:★★(手動ドアで少しの段差あり )
店内の広さ:★★★(広々しているが車イスで利用できるテーブルは限られる)
テーブルの高さ:★★★(席によりテーブルの高さが異なる)
車イス用トイレ:★★(店内にはなし、マリン&ウォーク地下1階の多目的トイレ利用)
接客:★★(オーダー後に席まで運ばれてくるシステム)
マリン&ウォークは車イスでの導線がわかりづらい
マリン&ウォークという商業施設に関して、疑問に感じることがありました。
まず、お店へ行くまでのルートが分かりにくいです。施設内にあるマップを見ても、現在地とお店の位置関係が分かりにくかったです。
エレベーターの場所も分かりにくいというか、分かりやすくないというか……。
そこから2階へ上がっても、お店まではどうやって行けばいいのか……。
ゼブラへは、隣のお店のテラス席から回って行くような感じでした。これは、行ってみないと分からないことです。
1度行けば、それ以降はなんてことはないのですが、1度目はスムーズに辿り着かないことに、少しイライラするかもしれません。
こういったことを事前に知っておくことで、イライラが緩和されればいいのですが……。
ベビーカーでの移動についても、私と同じ状況に遭遇すると思いますので。
もうひとつは、トイレ。地下1階にあります。店舗数のわりに1つしかないのは、少ないかなぁと。
地下へ行くと薄暗い雰囲気なのですが、トイレ内もそのままの雰囲気で。手元なども見えにくい感じすらあります。
車イスユーザー以外にも、例えば高齢者の方々の場合、身体的な動きづらさに加え、視覚的に見えづらいこともあると思いますので、率直に、優しくない施設だと感じました。
多目的トイレなので、用途によっては明るいほうが良い場合があります。というより、トイレ内を明るくするよりも暗くしたほうが良い状況はあるのでしょうか。
そういったことを考えると、ゼブラの出入口のドアは、マリン&ウォーク側の問題であるとも言えそうです。他のお店はどうなっているかも気になるところです。
物理的、接客的バリアフリーについて
出入口は手動ドアで、手前に引くものになります。
それ自体は難しいものではないですが、ドアを開けながら、少しの段差を越えなければならないことに、少しコツが必要です。
どんなハードルもそうですが、1つであれば簡単なことであっても、2つ同時にくるだけで何倍にも難しくなることがあります。
店員さんが手伝ってくれればいいのですが……、店内が広すぎて、外まで見えないかもしれないですし、そこまで目配りを期待するのは難しいような気がします。
お店に入ると、正面が注文、会計になります。その横に、クロワッサンなどが陳列されています。
あとは、好きな席で待つだけです。
番号札を受け取るわけでもなかったので、混雑時は注文したものを間違えないように持ってきてくれるのか心配になります。
もしかすると、どこかのタイミングで、お店のシステムが変わるかもしれないとも感じました。
飲食を終えたら、トレーを入口横にある返却台へ。
下げる時だけセルフサービスというところが、分かりにくいところです。
店員さんに声を掛けてトレーを下げてもらおうと思っても、店内が広すぎて、すぐに声を掛けることができないという。
良くも悪くも、店員さんに見られている感じがしないお店です。