横浜バリアフリー研究所(仮)

車イスユーザーが横浜のバリアフリー事情についてレポート。当研究所(仮)が認定するバリアフリーなカフェ情報も。

物理的なバリアをクリアする「接客的なバリアフリー」

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車イスユーザーの私の視点では、横浜のカフェは次の3つに分類されると考えています。

物理的にも、接客的にもバリアフリー

一番おすすめできるのは、間違いなく、物理的にも、接客的にもバリアフリーなカフェ。

車イス生活になる前から通っていて、今も同じように行けるいくつかのカフェがおすすめということになります。

 

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物理的にバリアフリーとは、入口がフラットで、段差がないことで楽に入店できることもそうですが、店内の空間がゆったりしていることも大切なポイントです。

店内の通路が広いと、どこかにぶつかる心配なく車イスで移動できるので、入店してからも、安心して過ごすことができます。

 

接客的にバリアフリーとは、車イスだからと特別に何かをしてくれるわけではなく、さらっと接してくれるイメージ。テーブルのイスも、自然な感じではずしてくれて。お互いに気をつかわないところが大事で、ほっとするカフェです。

 

入店した時に「どちらの席がよろしいですか?」と店員さんから聞いてもらえると、他のお客様にご迷惑かからず、退店しやすい席を選ぶこともできます。

 

施設内に、車イス用トイレが設置されていると、さらに安心感が高まります。お手洗いに行きたくなって、トイレへ行くまでの時間などを気にすることなく、ゆっくり過ごすことができるからです。

もし、車イス用トイレがなかったら、最寄駅などに戻ることも考えて過ごさなければなりません。

 

 

 

物理的にバリアフリーだが、接客がバリアフリーではない

「物理的にバリアフリーだけど、接客がバリアフリーではない」というのは、
例えば……、

  • イスをはずしてもらえない
  • セルフサービスだったとしても、注文したものを席まで運んでくれない

 

さらに、店員さんがこちらの困りごとに気づいてくれなくて、また気づいたとしても、忙しそうで手伝ってもらえず、申し訳なさそうな、迷惑そうな顔をされたら……。

いくら美味しくても、残念ながら、そのようなお店には再訪しづらい気持ちになります。

 

物理的にはバリアフリーではないが、接客がバリアフリー

入口が「バリアフリー」でもなければ「1人で入れる」わけでもないですが、私と同じ状態の人に対しては紹介できる・紹介したいのが「物理的にバリアフリーではないが、接客によってバリアフリーとなる」カフェです。

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入口に段差があっても、店主さんやスタッフの方が店内・店外に目を配っていて、出入りを手伝ってくれる。そんな優しい接客によって、物理的なバリアをクリアすることが可能というわけです。

 

私がカフェ巡りをする目的とは……、

「お店に入ること」ではなく「カフェを楽しむこと」

美味しいコーヒーやスイーツはもちろん、お店の方との会話も楽しみのひとつでして。駅から多少遠くても、わざわざ行きたくなるカフェがあります。

 

そして、お店の方には、車イス客への対応について考えてもらうきっかけとなれば、うれしいと考えます。私自身、初めて行く・知らないお店で気になるのは「車イス客に対応したことがあるかどうか」なので。

 

  • ショッピングモールのカフェはほぼ問題なし

ショッピングモールに入っているカフェについては、ほとんどがバリアフリーで心配はありませんが……、ビル自体が古い場合は注意が必要です。

ビルの入口が手動で重くて、私でも開けられなかったり、ビルの中には入れても店舗の入口に段差があったり。

 

ただし店の入口に段差があっても、スロープがバックヤードに置いてある場合があるので、念のため「入店できますか?」と聞いてみる勇気も必要です(笑)。

 

ショッピングモールは、どこかのフロアに多目的トイレが設置されているので、その点では安心です。

 

  • バリアフリーだけど入りづらい、セルフサービスのカフェ

先に席をとって、列に並び、会計を済ませて、呼ばれたら受け取る。スターバックスのようなセルフサービスのカフェでは当たり前の流れが、車イスユーザーにとっては非常に困難を極めます。

 

理想としては……、会計時に、店内利用かどうか聞いてもらい、
「それでは、席までお持ちしますね」と言ってもらえるとうれしいです。
自分で運ぶとなると、ひざの上にドリンクを載せて、両手で車イスを漕ぐことになりますので。

 

セルフサービスのカフェでは、店員さんはカウンターの中にいるので、なかなか「席までお持ちしましょうか?」と聞いてもらえないのが現状です。こちらからお願いすることがほとんどですが、笑顔で対応してもらえるとほっとします。

そして、車イスやベビーカーの人が入店するのが見えたら、テーブルからイスをはずしてもらえると、たいへんありがたいです。

 

  • 美味しくて、なおかつ車イスユーザーでも楽しめるカフェ

私がおすすめしたいのは、バリアフリーの中で美味しいカフェではなく、美味しくて、なおかつ、車イスユーザーでも楽しめるカフェです。

 

物理的・接客的にバリアフリーのカフェがベストではありますが、物理的にはバリアフリーではなかったとしても、接客的にバリアフリーであるお店では楽しむことができますので。


また、そういったお店であれば、車イスユーザーに限らず、ベビーカーを押してきた人、高齢者などに対しても優しい接客をしているとも思います。


具体的なお店については、順次紹介していきます!

 

▼物理的にも接客的にもバリアフリーなカフェ

www.barrierfree.yokohama

▼残念ながら……物理的にも接客的にもバリアフリーではないカフェ

www.barrierfree.yokohama