数年に1度、「家系ラーメン」を無性に食べたくなる時があります。美味しい「ラーメン」を食べたければ、車イスユーザーが利用しやすい新横浜ラーメン博物館へ行けばよいのですが、現在は家系ラーメンは出店していません。JR港南台駅から近い「らーめん港南家」が車イスで入れそうなので行ってみました。
- 家系ラーメン店は車イスで利用しづらいイメージ
- カウンターが私が食べられるギリギリの高さだった
- 家系の王道ともいえる「醤油とんこつらーめん」
- らーめん港南家 概要
- バリアフリー度調査報告
- 実際に行ってみないとわからないハードルがある
家系ラーメン店は車イスで利用しづらいイメージ
私が持っている家系のラーメン屋の勝手なイメージは、次の通り。
・店内が狭い
・ハイカウンターでイスが固定されている
・個人店が多く、行きやすい立地にない
「車イスで行きやすくて、美味しい家系」はどこかなぁと、いろいろ調べたうえで条件をクリアしていそうだった「らーめん港南家」へ。
・港南台駅から車イスでアクセスできそう
・入口前に段差がなく、スロープになっている
・入口が引き戸
・車イスで奥まで入れる広さがある
・イスが固定されておらず、動かせる
食べログなどで店内外の写真を見て、上記のように感じたので行ってみることにしました。2022年6月にオープンしたそうです。
カウンターが私が食べられるギリギリの高さだった
ラーメン屋とカフェを比べると…、ラーメン屋はInstagramでは積極的に情報発信しておらず、どちらかというとTwitterのほうが多いように感じます(らーめん港南家さんはInstagramですが)。
食べログなどでも、ラーメン屋はラーメンの写真の投稿が多く、外観や店内写真が少ないです。そうすると、事前に情報収集することが難しく、行ってみて気付くことがあります。そういったことを感じるのは、カフェよりもラーメン屋のほうが多いです。
今回の場合は、店内に入ってみるとカウンターテーブルが少し高かったです。車イスで入れる店内の広さがあって、カウンターで固定イスではないところまでは事前にわかっていたのですが、テーブルが高いところまではわかりませんでした。
ただ、私が食べられるギリギリの高さだったので、そのまま注文することにしました。この高さについては、自分自身で実際に感じてみないとわからないところです。食券を購入し、(イスをはずしてもらい)席に着きます。
ラーメンは、醤油とんこつ、塩とんこつ、中華そば、塩そばの4種類があります。「特製醤油とんこつらーめん」に。
家系の王道ともいえる「醤油とんこつらーめん」
ラーメンはどちらかというと淡麗系を好んで食べていたので、家系ラーメンは特別好みというわけではなく違いがなかなかわかりません。が、こちらは美味しかったのでわりとあっという間に食べ終えてしまいました。
おそらく、家系の王道と言えるものであり、スープに深みがあり、でも、しょっぱい、もたれる感じはなく、麺との一体感もあるものでした。
「特製」は肩ロース肉、炙りバラ肉、豚ロース肉の3種類のチャーシューがのっているところが特徴です。チャーシューはそれぞれ厚みがあり、各1枚であっても2口で食べるくらい食べ応えのあるものでした。
軽めの味付けでも、ジューシーさと家系の濃口スープがよく合います。たまごも味付け具合、半熟具合が好きなものでした。
少しハードルがありますが、家系を食べたくなった時には、こちらへまた行きたいと思います。
らーめん港南家 概要
住所:横浜市港南区港南台3-4-46 港南台212ビル1F
営業時間:11:00〜16:30、18:00〜21:45(L.O.)
定休日: 火曜 ※12月31日~1月3日まで休み
電話:045-835-2002
最寄り駅:JR港南台駅
URL:Instagram
バリアフリー度調査報告
<バリアフリー度(☆☆☆で評価)>
入口:★★(スロープはあるが1人では入りづらい)
店内の広さ:★★(車イスで入れる広さ)
テーブルの高さ:★★(やや高くギリギリ食べられる)
車イス用トイレ:なし(駅や近隣商業施設にあり)
接客:★★★(ワンオペだが手伝ってくれた)
実際に行ってみないとわからないハードルがある
インターネット上の写真だけだとわかりづらく、実際に行ってみないとわからないハードルがあります。
同店の場合は、
・引き戸の入口ドアまでは、写真で見るより角度が高い
・入口ドア手前の平らなスペースは奥行が短い
勢いをつけてスロープを上がろうとすると、その角度をクリアできたとしてもそのままドアに突っ込んでしまいそう。ドアの手前で苦戦していたら、店主が出てきて助けてくれました。
ワンオペであり、他のお客さんもいて、キッチンから外は見えやすいわけでもないのに…。どうやって気付いてもらえたのでしょうか。
次回入店するのが難しかったら、他のお客さんが出入りする時に手伝ってもらいましょうか。
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